9/2(土) 野見山暁治先輩 お別れの会ご報告

 HP上でもご報告しましたように、本年6/22にご逝去された野見山暁治先輩(中36回)のお別れの会が9/2(土)ホテルニューオータニ東京 鶴の間にて行われ、献花してまいりました。

 野見山先輩には、関東地区同窓会として、総会にお越しいただいたり、会報の「嘉穂」の題字を書いていただいたり、高31回の当番時には、出席者へのTシャツにボタ山の画を描いていただいたり、と一方ならぬお世話になりました。

 当日は、ニューオータニの広い鶴の間に、財団や画壇の方々は勿論、おそらくは野見山先輩ご出身の藝大の後輩の方々、そしてファンの方々で溢れんばかりでした。

 野見山先輩が今は緑となったボタ山を臨む河川敷を歩かれる姿、炭鉱跡を歩かれる姿のVTRが流れ、「福岡県飯塚市」と何度も紹介されたときは何とも誇らしい思いがしたものです。

 ご友人代表 画家 入江観氏、野見山暁治財団代表 上葛明広氏のお別れの言葉に続き、野見山先輩の秘書であり、養女でもあり、嘉穂高23回の同窓生でもある画家 山口千里さんのご挨拶がありました。

 嘉穂附属中学と嘉穂高校からの供花を見て、嘉穂本校でも、何度か講演に来ていただいた野見山先輩のお別れの会が行われたことを思い出しました。

 正面に置かれた福岡、糸島のアトリエ近くの海で撮られたであろう写真は、偉大な先輩であるけれど、温かく柔らかく優しい私たちの大好きな野見山先輩そのままのお顔をされています。

 その左右に多くの方々からの供花、そして野見山先輩の幼い頃、画学生の頃、パリでの様子などの写真が展示され、絶筆となった画も展示されていました。

 野見山暁治先輩、私たち後輩に色んなことを教えて下さって有難うございました。
 どうぞ、ゆっくりお休みください。

幹事長 中西 佳子(高31回)