本年6月22日 野見山暁治先輩がご逝去なさいました。
ご承知の通り旧制嘉穂中学36回ご卒業後のご活躍は広く知られ、関東地区同窓会へも多大なご協力をいただきました。なかでも令和元年に会報表紙の題字を、お願いしたところ快く「嘉穂」の文字を、たくさん書きおろしていただいたことは、ありがたい記憶でございます。
「エッセイの連載や戦没画学生の記を書き上げた三月まで、埋もれた日々を掘り起こすことに追われてばかりいた。そうして、わたしは今日の日までに触れあってきた人々が、いまの私を造りあげていることにきがついた。」と代表的エッセイの著者ノート(「四百字のデッサン」 河出文庫)でお書きになっていました。あまりにも大きな先輩でありながらも同窓会をはじめ、いろんな人々との触れあいを大切にされてきたことを教わります。
先輩の存在は末永く同窓生の記憶に残ると信じております。
どうぞ安らかにお眠りください。
事務局長 塚本 哲(高27回)
※写真は当HP「<野見山暁治先輩(中36回)文化勲章受賞記念品授与>のご報告(2015.12.29掲載)」より引用しました。
尚、各報道にありましたようにご葬儀は近親者で既に営まれました。
お別れの会は
・福岡:令和5年7月22日(土)14時~16時
ホテルオークラ 4階 平安の間
・東京:令和5年9月2日(土)14時~16時
ホテルニューオータニ 鶴の間
にて行われるとのことです。
御香典等はご辞退されていますので、予めご了承ください。