「嘉穂高校―校歌(校詞) 誕生八十周年

母校校歌は、昭和三年十一月三日にまず校詞が当時の嘉中の生徒及び校長以下の先生方の全勢力をかけて作られた。翌年、合屋春人氏によって曲が添えられ完成をみた。(校歌誕生秘話―平成十九年度刊 「龍陵 五十号」に詳細を掲載 )従って、本年は嘉中・嘉高 校詞が成立して記念すべき八十周年となっている。 「龍陵 五十号」より(一部を転載)昭和二年に発行された『會報十三号』の巻頭言に第六代有吉半祐校長は、『真の校歌とは如何なるものか。それは校友のやむにやまれぬ精神から出た声でなくてはならぬ。・・・略・・・文句の配列や借辞はいささかも末である。文字文句にとらわれてはならない。美辞麗句がほしければそれは第三者たる無縁の文学者の手によれば今にもできる。かくの如き校歌では、一時は歌われても決して永続きせぬ生命のない抜け殻と同様である。・・・諸君に極力校歌の創作を勧説したい。・・・文句ができれば曲譜が入る。これはやむを得ず専門家に委ねらねばならぬが、丸呑みには受け取らぬ全校友が満足するまで訂正することは勿論言うまでもない。』