山笠を飾った人形師 緒方恵子(高35回卒)

執金剛神飯塚祇園山笠といえば嘉飯山地区出身者にとって馴染み深い祭りの一つだ。飯塚川(現在は遊歩道となっている)を境に西側の西流、東側の東流の競い合いで始まった祭りは、住宅街の拡大や商業地域の変遷とともに新流、菰田流、昨年には二瀬流が加わり、今では五流となっている。追い山が行なわれる7月15日には初陣式や表彰式のためコスモスコモン(旧嘉穂高校跡地)の広場に五流が勢揃いする。

福辰さて今年の正月に本サイトのトップページを飾った博多人形を覚えておいででしょうか。愛嬌あふれる福辰の写真をご提供いただいた人形師さんが飯塚祇園山笠の山飾りを制作されたこともあるということで、いろいろお話しを伺ううちに干支の福人形以外にも精力的に活動されており、地元メディアで取り上げられるほどであることを知りましたので・・・百聞は一見にしかず・・・素敵な博多人形の作品をいくつかご紹介いたします。

プロフィール: 緒方恵子(おがたけいこ) 博多人形師 
博多人形師井上あき子氏に師事し5年半の修行の後、2007年に独立。
博多人形師の登竜門とされる「与一賞」を2006年、2011年の2度受賞。
飯塚山笠西流・舁き山の人形も手がけた。受賞作品は飯塚市歴史資料館に展示されている。
また、毎年、その年の干支をモチーフにした人形や福鈴も創作しており、
やさしく暖かみのある作風で毎年コレクションを増やしていくファンも多い。
干支や節句人形の他、依頼に応じた人形作りも行っており、創作の幅をますます拡げている。
桂川町在住。

与一賞受賞作博多人形山笠

リンク: 緒方恵子作品集 飯塚信用金庫での個展 西日本新聞記事 飯塚祇園山笠ホームページ
写真提供: 村上邦久(高35回)