嘉穂高と嘉穂東高、部員とOB37人参加
嘉穂東高校と嘉穂高校の弓道部は平成21年1月17日、初の「定期戦」を鯰田の市弓道場で開催した。部員やOBの計37人が技術を競い合った。
両校の定期戦は1953年から開催されている野球部の試合が有名で、例年、白熱した試合展開と応援で盛り上がるため「筑豊の早慶戦」とも呼ばれている。両校の弓道部はその伝統にあやかり、技術向上を目指して定期戦を開催していくことに決めた。
初回となった17日は、5人1チームで1人が8本の矢をいる団体戦と個人戦で、 28メートル先に置かれた直径36センチの的に的中させた矢の数を競った。放たれた矢が空気を切り裂いて的に当たるたびに、拍手や「よしっ」と完成が上がった。結果は現役部員は男女とも嘉穂東高が倒し、OBは引き分けだった。
主催した嘉穂高弓道部の辻田直哉コーチ(高49回)は「お互いに切磋琢磨して筑豊のレベルアップにつなげたい」と話し、両校の関係者はそれぞれ健闘をたたえ合った。